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【売上対策の切り口】売上構成比とは【計算方法、具体例を4つ紹介】

売上構成比ってなに?」と悩んでいませんか?

スーパーやコンビニなど、小売店で働いていると、「売上構成比」や「構成比」という言葉をよく耳にします。

悩み。。。
  • 売上構成比とはなに?簡単に意味や計算方法を知りたい。
  • お店の売上を上げたいけど、なにをしたらいいかわからない。

この記事では、上記の悩みを解決できるように書きました。

なぜなら、わたしは食品スーパーで2年働いていて、売上構成比を使った数値分析をしているからです。

実際に、スーパーでは「売上構成比」や「構成比」を分析することで「どのような商品に力を入れて売るべきか」がわかります。

この記事では、売上構成比とはなにか紹介して、お店で知るべき構成比を4つ紹介します。また売上対策の考え方をわかりやすく解説します。

この記事を読み終えると、売上構成比を使った数値分析ができるようになり、売上アップの切り口も考えることができますよ!

売上構成比とは

売上構成比とは、売上高に対する部門やカテゴリーの売上高の割合を示す値です。

例えば、ある日の食品の売上高が100万円、その中で農産部門の売上高が15万円だとします。

このとき、農産部門の売上構成比は0.15になります。(式=15万÷100万×=0.15)

売上構成比の計算式

売上構成比の計算式は以下の通り。

売上構成比=(カテゴリーの売上)÷(全体の売上)

上記の式から、各カテゴリーの売上構成比をすべて足すと、1になることがわかります。

売上構成比の計算(例)

食品の売上100万に対して、各部門の売上は以下の通り。

  • 農産12万
  • 水産18万
  • 畜産17万
  • 日配24万
  • 加工29万

この時、各部門の売上構成比は、

農産=12万÷100万=0.12

水産=18万÷100万=0.18

畜産=17万÷100万=0.17

日配=24万÷100万=0.24

加工=29万÷100万=0.29

「構成比」と「構成比率」の違い

構成比と構成比率の違いは、割合を百分率で表しているかどうかです。

つまり、構成比を百分率を使って表したものを構成比率と言います

「構成比」と「構成比率」の違い

百分率を使っているかどうか(百分率とは、割合を%で表したもの)

  • 構成比…単位なし
  • 構成比率…単位(%)

計算式は、構成比率(%)=構成比×100%

例えば、構成比0.24を構成比率にすると

構成比率=0.24×100%=24%

売上構成比を知るメリット

売上構成比を分析するメリットは、お店(部門)の強みと弱みがわかることです。

実際に、売上構成比を知ると、お店の長所短所を活かした売上対策を立てやすくなります。

売上構成比を分析するメリット
  1. お店(部門)の強みと弱みがわかる。
  2. 目的にそって、対策を立てやすくなる。

例えば、あるスーパーでお肉の売上構成比が他店に比べて高ければ、お肉はそのお店の強みと言えます。

また、野菜の売上の中でも、葉物の売上構成比が普段より悪ければ、売上を伸ばせる可能性は高いです。

このように、売上構成比を知ると、お店の強みと弱みがわかり、対策を立てやすいメリットがあります。

実際に、スーパーでは売上構成比を1週間ごとにチェックしていますし、売上対策を考える上では欠かせない数値です。

売上や利益を上げたいけど、どの数値を参考にしたらいいんだ?」と悩んでいれば、「売上構成比」を確認してみてください!

また売上構成比は、他店と比べることで、よりお店の強みと弱みが明確になりますよ。

お店でよく使う4つの売上構成比

スーパーやコンビニでよく使う売上構成比の例を4つ紹介します。

売上構成比の例
  1. 1日当たり
  2. 1時間ごと(時間単位)
  3. 部門・カテゴリー
  4. 単品

例1.1日当たりの売上構成比

お店で使う売上構成比1つ目は、月の売り上げに対する1日当たりの構成比です。

1日当たりの売上構成比を知ることで、平日に強いお店か、土日祝日に強いお店かわかります。

例えば、会社員のお客さんが多いお店は、平日のほうが高くなる傾向があります。

対して、家族連れのお客さんが多い店舗は、土日祝日のほうが多い傾向があります。

1日の売上構成比とお客さんの関係
  • 平日のほうが高い→会社員が多い
  • 土日祝日のほうが高い→家族連れが多い

例2.1時間当たりの売上構成比

よく使う売上構成比2つ目は、1時間当たりの売上構成比です。

1時間当たりの売上構成比を知ることで、お店の「ピークタイム」を知ることができます。

売上を確保するためには、ピークタイムの売り込みは欠かせません。

ピークタイムはいつかわからない」と悩んでいる方は、1時間当たりの売上構成比を調べてみてください。

例3.部門・カテゴリーごとの売上構成比

よく使う売上構成比3つ目は、部門・カテゴリーごとの売上構成比です。

部門・カテゴリーごとの売上構成比を知れば、売れている商品群がわかります。

実際に、売れている部門・カテゴリーがわかれば、売れている理由の仮説を立てて、次のアクションに活かすことができます。

  • 売れている部門をさらに伸ばすには?
  • なぜ、売れているのか?

それに対して、売れてない部門、カテゴリーを集中的に改善することも可能です。

  • 展開する商品が悪いのか?
  • 場所が悪いのか?
  • 時期が悪いのか?
  • 価格が悪いのか?

このように、部門とカテゴリーの売上構成比をしると、売上改善を効果的に行うことができます。

「売上対策したいけど、どこに手をつけていいかわからない…」という方は、1度調べてみてください!

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例4.単品の売上構成比

よく使う売上構成比4つ目は、単品の売上構成比です。

というのも、売上対策をするときには部門・カテゴリーを分析した後に、単品分析もするからです。

売上対策の手順
  1. 部門・カテゴリーの売上分析
  2. 改善するカテゴリーの中の単品分析
  3. 仮説を立てる
  4. 実行する(発注、陳列量、展開場所)

このように、売上対策をするときには単品分析は欠かせません

また単品の売上構成比を知ると、欠品対策も行うことができます

実際に、お店ではABC分析という方法で、単品をAランク、Bランク、Cランクに分けます。Aランク商品を集中的に管理し、欠品を減らしているんです。

例えば、発注量を増やしたり、品出しの優先順位も変えています

売れ筋商品を知っておくことで、お店の欠品対策も効率よくできますよ!

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売上構成比を上げるたった1つの考えかた

売上構成比を上げるたった1つの考え方

商品の売上構成比を上げる考え方に4Pの視点があります

というのも、4Pの視点は売上対策の考え方に置き換えることができるからです。

4Pとはマーケティングミックスと言われていて以下の4つの内容を指します。

4P (マーケティングミックス)
  1. 製品(Product)
  2. 場所(Place)
  3. 広告(Promotion)
  4. 価格(Price)

4Pの視点を使って売上対策をするときには、以下のように考えましょう。

売上対策の考え方
  1. 製品を変える
    • 展開している商品は適切か?(容量、メーカーなど)
  2. 場所を変える
    • 展開場所は適切か?(棚の場所、ゾーニング、フェイシング)
  3. 広告を変える
    • 訴求方法は適切か?(POP、チラシ、キャンペーン)
  4. 価格を変える
    • 価格は適切か?(高いか低いか、ユニットプライスは)

上記の考え方で、陳列量を増やしたり、展開場所を変えたり、企画や商品選定したりします。

このように、売上構成比を上げたい方は、4Pの視点で考えてみましょう!具体的に根拠を持って行動することができますよ。

陳列方法で悩んでいる…」という方は、以下の記事で陳列方法を紹介しているので合わせて読んで見てください。

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売上構成比とは(まとめ)

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いかがでしょうか?

この記事では、売上構成比とはなにか紹介して、お店で使う具体例を4つ、売上構成比を使って売上対策する方法を紹介しました。

売上を改善の分析方法と対策ができるように書きましたので、参考になれば幸いです。

お店の売上構成比を調べて、売上対策をしましょう!効率的に仕事ができますよ!

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