売場の仕事

【スーパーの社員が解説】欠品を減らす方法【3つある/スーパー向け】

スーパーマーケットで働いていると「欠品させてはいけない」とよく聞きますよね。

在庫というのは、多くてもダメ、少なくてもダメで、適正在庫を保つのがとても難しいです。

私が売り場をガタガタに開けてしまうと、上司から「売り場ガタガタだけど、どうした!?」と言われます。

売り場の欠品はお店の信用に関わります。できることなら、欠品を少なくしたいですよね。

【悩み】

  • 欠品を減らす方法を知りたいな…。できれば明日から使えるようなことだといい。

この記事では、欠品を減らす方法を3つ紹介します。上記の悩みを解決できるように書きました。

スーパーで毎日、欠品対策をしている私が日頃の業務に活かせることを紹介します。

欠品を減らす方法

欠品を減らすには、①在庫整理、②発注、③品出し業務の改善が必要です。主に販売数の予測と在庫管理が肝になります。

欠品を減らす方法

  1. 在庫整理
  2. 発注
  3. 品出し

それぞれ詳しく説明していきます。

①在庫整理

欠品を減らす方法1つ目は、在庫整理です。在庫整理をすることで「何の商品がどれだけの数量あるか」が明確になります。在庫の見える化によって、発注や品出しなどの業務効率も上がります。

例えば、「在庫が多いのではないか?」と思っても、発注担当の人はわかっていないかもしれません。

そこで、在庫整理をして、「この商品は50個あるけど、1日5個しか売れていないよね。発注減らしたほうがいいと思うけど、どう?」と説得することができます。 

②発注

欠品を減らす上で最も大切な業務が発注です。定番商品は、以下の手順で考えて発注しましょう。

発注の手順

  1. 売り場に何個入るか
  2. 週間(1日)で何個売れるか
  3. 客数は多いか、少ないか
  4. 何個必要か?

それぞれ簡単にみていきます!

売り場に何個入るか?

発注では、何個売れるか?を基準にすることが多いですが、同じぐらい重要なのが、売場に何個はいるか?です。

売場に入らない量を取ってしまうとそのままBR在庫になってしまいます。

整理や日付管理など、作業が増えたり管理が大変になったりする原因になります。

週間(1日)で何個売れるか?

何個売れるか?は発注する上でマストで押さえておきます。

週に10個しか売れないのに、20個も発注しても意味ないです。作業・管理が増えたり、商品の鮮度が落ちます。在庫リスクも高まるでしょう。

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賞味期限が近い(数日)や鮮度が大事なもの(野菜など)は1日で考えた方がいいです。

しかし、加工食品など日付が数ヶ月から1年のものは、1週間の販売量を基準にした方が発注が正確になります。

定番はムラなく欠品を減らしていきましょう。

客数は多いか、少ないか

発注した商品が売れる日の客数を考えて発注しましょう。スーパーマーケットの場合、チラシがあるかないかが1番わかりやすいでしょう。

チラシがでれば、人が集まって売れますし、逆になにもない平日は予算もお客さんも少なめです。

「毎日発注しない」とか「発注する日が決まっている」という場合、次に売れる日を見越して発注しないと欠品が増えるかもしれません。

売れる日に売るが小売の基本です。売れる日を見越して発注も変えていきましょう。

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③品出し

品出しを効率よくやれば、それだけ欠品も減らせます。

欠品しそうな商品をいち早く見つけて、補充することで、営業中でも欠品を減らすことができます。

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欠品を減らすコツ

売り場の欠品を減らすコツを3つ紹介します。先ほど説明した在庫整理、発注、品出しに活かしてみてください。

欠品を減らすコツ

  1. 売り場をよくみること
  2. 単品と向き合う
  3. 販促日の把握

コツ①売り場をよくみる

欠品を減らす上で売り場をよくみることはとても大切です。売り場をよく見ないで発注すると、「売り場に在庫があるのに発注してしまった…。」など、失敗につながります。

コツ②単品と向き合う

1品1品向き合うことで、欠品を減らせます。

私の場合、発注するときは、1品1品行い、売れ数や発注が必要かを確認しました。

在庫整理はこれはあるけど、これは少ないなと確認しました。

品出しは、あの商品少ないから先に品出ししようとしています。

単品と向き合うことで、欠品を1つ1つ減らしていくことができます。

コツ③販促日の把握

当たり前かもしれませんが、販促日(チラシ広告)を把握しましょう。販促日には、客数も増えます、予算も高いです、在庫も必要になってきます。

スーパーでは、「販促日を忘れていて思ったより売れてしまった…。」という失敗が実際にあります。

なぜなら、販促がある日は、普段の2倍の予算になることも多いからです。(もっと増えるカテゴリーは3倍とか、4倍とか)

こうなると、普段と同じように欠品を減らそうとしてもうまくいきません。なので販促日はしっかりと覚えておきましょう。

欠品を減らす方法(まとめ)

欠品を減らせば、「品切れしている…。残念」とお客様が思うこともないでしょう。

この記事の欠品を減らす方法が明日からの業務に活かせれば幸いです。

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