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【在庫リスクとは?】在庫管理で失敗しないために考えるべきこと

スーパーマーケットで働いていると、

在庫の持ちすぎには注意しなさいとよく言われます。

[voice icon=”https://massablog.net/wp-content/uploads/2019/08/85777C36-057B-4B2C-AEC6-88ADF4ED8B92.jpeg” name=”今日の悩み” type=”l”]在庫リスクってなに?なぜ注意が必要なの?[/voice]

 

在庫を抱えることで様々なリスクが生まれます。私のようにスーパーマーケットで働く人は失敗しがちなことです。

 

この記事では、以下の3点について解説

■ 在庫リスクとは?
■ どのような損失になる?
■ 在庫リスクを恐れないために

 

スーパーマーケットで働く社員が解説!

食品は特に在庫リスクが高いです。

 

在庫リスクを考える

 

「在庫リスク」とは、在庫を抱えることで生じるさまざまなリスクのことです。

税金や経営面で起こる在庫リスクは在庫リスクは怖くない! バランスを考えた在庫管理で資産を守ろう で詳しく述べられていました。

この記事では実際にスーパーマーケットの現場で起きていることを元に紹介していきます。

 

在庫の持ちすぎは要注意?さまざまなリスクを考える

在庫の持ちすぎ、発注しすぎによるリスクを考えていきます。

■ 商品の品質

食品の場合、賞味期限があります。

例えば、米であれば「精米日から1ヶ月程度で廃棄しないといけない」という決まりがあります。

また日配売場(牛乳やパンを扱う)部門では顕著ですが、毎日パートさんが時間をかけて値引きシールを貼っています。

 

在庫としてもっているだけで、

商品の品質(価値)が100からどんどん下がっていきます。50→30→0 となってしまう前に売り切りたいですよね。

また値引きシールを貼る作業に当てる人件費などを考えると損失は目に見えて大きいです。

■ 古い商品は売れない

古い商品をもっていると売上が下がります。

なぜなら、

賞味期限が新しいものを後ろから取っていくお客様はスーパーマーケットで働いているとたくさんいます。

賞味期限が

2021年5月と2020年3月であれば、

当然2021年5月の方が先に売れます。

 そりゃ新しいものがほしい!というのは当然のことです。古いものはますます売れなくなり、商品の循環が悪くなります。

■ 商品の破損

商品を長い間持っておくと、

・袋が破けたから廃棄する

・缶が潰れたから値引きする

 

破損するリスクもあります。

破損すると廃棄に直結するので売場に置いておく時間というのは、できるだけ減らした方がいいです。

■ 在庫管理に時間がかかる

スーパーマーケットの仕事内容には、

賞味期限をチェックするという作業があります。

在庫を抱えることで、この賞味期限をチェックする作業の時間が増えてしまう問題があります。

加工食品では月に1度は全商品を見ています。スーパーマーケットの規模によりますが、数千〜数万の商品を見ると多大な時間がかかっています。

在庫が少ない場合はどうなる?

逆に在庫が少ないことによる問題があります。

■ 売場の見栄えが悪い
■ 欠品による信頼の低下

買おうと思った商品が売場にないことで

機会損失が生まれます。また何度も欠品しているなら他のお店で買おう。と信頼の低下に繋がります。

どちらも、売上に関わるので在庫は少なすぎてもダメです。

なにを考えて発注をするか?

[voice icon=”https://massablog.net/wp-content/uploads/2019/09/9E514D19-47D7-4FF5-951D-F1B21EDD7274.jpeg” name=”はてな男爵” type=”r”]なにを考えて在庫管理や発注をすればいいんだ?[/voice]

多すぎず、少なすぎない在庫を保つためになにを考えて発注すればいいのか?

私が実際に考えているものは

■ 週販
■ 売れる日
■ 売場面積
■ フェイス数

難しい言葉で言えば、

在庫回転率や在庫回転期間のような指標もあります。

スーパーマーケットの発注には定番商品とチラシ商品の2種類があります。

定番商品の発注方法は、
欠品のない売り場を作る発注方法 で解説しています。


チラシ商品は、
【発注の基本とコツ】スーパーマーケットの発注は”相対的”に考えるで紹介!

 

失敗するなら多く発注をかける

私が初めて発注するときに言われたアドバイスに「少ないのは論外、多く取って失敗しろ」をもらいました。

 

これだけ、多すぎると品質が、チェックに時間がかかるだとか言ってきましたが、

少ない< 多いで失敗はするべきです。

理由は2つあります。

● 適正在庫の量を1回で把握できる
● その後のリカバリーが効く

例えば、

適正在庫が60ケースの商品があり100ケース発注してしまった場合。

40ケースは売れ残って余るので、

100ー40  = 60 ケース必要だったんだなとわかります。

 

しかし、在庫が少ない場合

20ケース全部売れた。

30ケース全部売れた。

とミスを何回も繰り返してしまいます。

 

また在庫が多すぎる場合はリカバリーが効きます。

・展開場所を増やす
・POPをつけて目出つようにする
・フェイス数を増やして露出する

 

チェーンストアであれば、他店に送り込むことも可能ですね。

 

このように、在庫が多い場合はリカバリーすることもできるので発注精度を上げていくには、「多くとって失敗する」必要があります。

 

在庫リスクを恐れるな!在庫管理はおもしろい

在庫管理は難しいので、自分の予想が当たり売れたときはとても嬉しい瞬間です。

100発注して90売れれば、これはもう大勝利です。

スーパーマーケット含め小売業のやりがいの1つではないでしょうか?

在庫リスクを知って、考え、学び、発注していきたいですね!

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