発注ミスをしてしまった…。どうしたらいいのか?
発注ミスをして、商品が多く入ってきたり、逆に少なかったりすると焦りますよね。
私もスーパーで働いていて、トラックから同じ商品がカートラ数台分入ってきた経験をしました。
- 発注ミスをしてしまった。どう対処したらいい?
- 発注ミスを防ぐには、どうしたらいい?
この記事では、発注ミスをしてしまった時の対処法と発注ミスの防止対策を紹介します。
上記の悩みを解決できる記事を書きました。発注業務の参考になれば、幸いです。
- スーパーの加工食品部門の社員
- 2年以上、複数部門で発注業務を経験
- 発注ミスの経験、複数回あり
そんな私の経験談から、発注ミスの対処法と原因を解説します。
発注ミスの対処法
まず結論ですが、発注ミスをしてしまった時の対処法は、すぐに行動することです。
なぜなら、発注が多すぎた場合さまざまなリスクにつながります。例えば、スーパーで扱う食品だと賞味期限があり、販売期限も決まっています。
また不良在庫は、商品回転率も悪く売上が落ちたり、BRのスペースを圧迫したりします。
このように、発注ミスをしてしまったときは、すぐに行動し対処しましょう。不良在庫は持っているだけで、働きにくくなりますよ。
また発注が少なすぎた場合も同様です。発注ミスがわかった時点で、展開場所を考えなおしたり、在庫を追加で手配したりする必要があります。
私もスーパーで発注ミスをした時には、上司からどうする?と聞かれ、すぐ行動するように言われました。
日頃から発注ミスをした時の対処法や心構えを考えておくことも必要ですね。
発注ミスをして切り替えができない
発注ミスをすると、とんでもないミスをしてしまった…と切り替えられない人がいます。
発注ミスは、どんなにベテランで上手な方がやっても、必ずあります。人がやっていることなので、ミスはつきものです。
また発注業務をして長い間働いていれば、なおさらではないでしょうか。
発注ミスをしたとしても上司や職場の人は、取りすぎた在庫を同販売するか?また少なすぎる在庫でどう対応するか?と失敗をどう乗り越えるかを重要視することがほとんどです。
まだ働き始めて日が浅い方なら、「失敗談」として割り切って、対処をしましょう。
発注ミスの対処法の例
発注ミスの対処法の例を紹介します。発注ミスをして在庫が多い時には、販売数を増やす努力が必要です。
- 価格を下げる
- 展開場所を増やす
- 他店に引き取ってもらう
対処法①価格を下げる
不良在庫の処理で1番よくあるパターンは、価格を下げることです。
価格を下げる時には、在庫量を考えてから、値段をつけましょう。スーパーでは発注ミスをしたら、赤字の値段をつけてお客様の目を引くことがほとんどです。
また合わせて、「発注ミスをしました。。安くしています。」などの手書きPOPをつけるのも価格が安いことがわかるので有効です。
数万円の赤字よりも、不良在庫が貯まることによる損害の方が大きいです。
発注ミスは割り切って、思い切りのいい価格に下げましょう。
対処法②展開場所を増やす
販売数を上げるには、展開場所を増やしましょう。
スーパーであれば、エンドなど目立つ場所に陳列したり、商品のフェイスを増やしたりすることが必要です。
また他部門にお願いして、多箇所展開もしましょう。
多箇所展開の際の陳列方法の紹介は、この記事では、長くなってしまうので割愛します。以下の記事で紹介しているので参考にしてください。
対処法③他店に引き取ってもらう
自店だけでは、在庫を無くせないと思ったら、他店に引き取ってもらうことも視野に入れましょう。
ただし、他店に引き取ってもらうのは、奥の手です。なぜなら、他店にも迷惑がかかってしまうからです。
そうならないように、自店での在庫消化を最優先にしましょう。
【体験談】豆乳の発注ミス
発注ミスの体験談として、豆乳を300個発注してしまったことがあります。
その豆乳は普段なら、週に数個しか売れない商品でした。
幸運にも常温保存できる豆乳だったので、売り場のエンドや目立つ場所に展開し、他の部門の方に頭を下げて、野菜や肉コーナーなど、多くの場所で関連販売も実施しました。
そうして300個を売り切ることに成功したのですが、そこで分かったことは、この豆乳が意外にも売れるということです。
今までの棚の位置が悪かったことや、常温保存が認知されていなかっただけで、お客様のニーズはあったのです。
それからは、その豆乳を常温保存できる豆乳として販売し、今では売筋まで伸ばすことができました。
このように、発注ミスをして新たな気付きがあることもあります。
発注ミスして、落ち込むよりも切り替えることで新たな発見もあるはずですよ。
発注ミスの防止対策
発注ミスの防止するには、時間をかけて余裕を持って発注することで対策になります。
「焦って15分で発注しないといけない」
このように、焦って発注した時に限ってミスは起きます。
発注ミスはそもそも起こさないことが第一です。お店やチームに迷惑をかけずに済むので、発注は時間と余裕を持ってやりましょう。
「発注に時間をかけたいけど、品出しをしていて…。」
という経験はないでしょうか?実際に、品出しに追われて発注ができないということが、売り場では頻発します。
しかし、そんな方こそ、まずは発注業務の優先度を1番にしてみてください。
発注に時間をかければ、ムダな在庫が減るので品出し作業も楽になりますよ。まずは発注が最優先だという認識をもつことで、時間の確保と余裕をもちましょう。
普段の倍、時間をかければ、発注精度もあがるはずですよ!
以下の記事で品出しのコツを紹介しています。あわせて作業時間の削減にもなるので品出しのスピードを上げたい方は読んで見てください。
発注ミスの対処法と対策(まとめ)
発注ミスをしてしまったとしても、即座に対処することで、あなたの上司からの評価も上がります。
うまく気持ちを切り替えられない、
また発注ミスをしないためにも常日頃から時間と余裕を持って発注をしましょう。
- 発注ミスがわかったら、即座に対応しよう。
- 在庫が多ければ、販売数を増やす努力が必要。
- 在庫が少なければ、展開場所の再確認と代替商品の手配をしよう。
- 発注ミスはだれにでもあるから、割り切って対処しよう。
- 発注ミスを防ぐには、時間に余裕のある発注が大切。
発注ミスをしない、発注が上手くなる方法について、この記事では書ききれなかったので、以下の記事で紹介しています。参考にどうぞ!