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取引総数単純化の原理を解説!卸売業の役割【販売士・マーケティング】

悩んでいる人
悩んでいる人
「取引総数単純化の原理」(取引総数最小化の原理) の解説をしてほしい…。

 

この記事では、

「取引総数単純化の原理」(取引総数最小化の原理)についてわかりやすく解説していきます。

 

販売士(リテールマーケティング)検定を勉強する方なら、絶対に抑えておきたい原理です。

解説する人
解説する人
図を用いて具体例で解説していきます!

 

「取引総数単純化の原理」(取引数最小化の原理)は必須!!

 

合わせて覚えておきたい法則に「不確実性プールの原理」があります。

 

取引総数単純化の原理は卸売業の役割である

「取引総数単純化の原理」は流通に関する原理で、

小売業とメーカーの取引間に卸売業者が入ると取引数が単純化されること

 

つまり、卸売業者がいた方が取引数が減るという原理です。

これによって、生産者は流通費用が節約できますし、流通業(卸売業)の存在意義にもなっています。

 

point 流通業(卸売業)が入ることで取引が単純化される

 

具体例で解説。「流通業(卸売業)」が入るとどうなるのか

悩んでいる人
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「取引総数単純化の原理」によると…

卸売業者が間に入ることで、取引数が減るの?

 

具体例で数値を見ながら考えましょう!

  • 生産者を4社
  • 消費者を4人
  • 消費者が各社からものを買うとする。

 

流通業(卸売業)がない、つまり直接生産者が消費者と取引する場合。

 

生産者と消費者の取引数は

 

線が重なって見づらいかもしれませんが、(それほど取引数が多いんですね…)

4×4=16 取引です。

 

次に流通業(卸売業)がある場合

それぞれの取引数は

 

取引数は点線の数ですので、

2×4=8 取引です。

 

取引数も先ほどの16から減りました!

さらに生産者、消費者ともに1社と取引すれば良いので管理も楽になりますね。

 

point 流通業(卸売業)があると取引が単純化され取引数も減る

間接流通の有利性(R)とは

生産者と消費者の間に流通業者が入って取引することを間接流通と言います。

  

しかし、本当に流通業者の意味(有利性)があるのか

それを式で表したものがあります。

間接流通の有利性は文字Rを用いて以下の式で表されます。

 

R=P×C/M(P+C)

※P=生産者の数
 C=消費者の数
 M=流通業者の数

 

このRの値が1より大きければ生産者と消費者が直接取引するより、

流通業者を利用した、間接流通のほうが効率的だとなります。 

 

式の意味としては

分母が「直接取引の際の取引数」

分子が「間接取引の際の取引数」  となります。

 

先ほどの例だと

R=4×4/1(4+4)=2 となり、

R > 1 ですので有利性があります。

 

point 間接流通の有利性 R が1より大きいと流通業の意味がある。

 

これからの卸売業者の役割はどうなる?

「取引総数単純化んじの原理」はわかった!しかし、実際のこれからの卸売業者の役割の変化や卸売業者に需要ってあるのか?と現実問題どうなんだろう。。。

そんな疑問に答えます。

 

いきなりですが。。。結論!

卸売業者の需要は減少傾向にある

 

理由としては、

❶ものを仲介する卸売業者の需要は低迷する。

❷ 情報やサービスの仲介では需要あり。

です。えっ、せっかく勉強したのに需要減るの?

 

はい、減少傾向です。

 

  • 電子取引が増えている
  • 情報にも仲介が入る
  • 自社製品を作る小売業者が増加傾向

それぞれ、詳しく見ていきます!

  

● 電子取引が増えている

経済産業省が実施した電子商取引実態調査によるとBtoB-EC の市場規模は

2014年→約280兆円

2016年→約291兆円

2018年→約344兆円 と年々増加傾向にあります。

 

さらに

❶ 2014年から2018年の間では前年を割ったことはなく、常に増加。

❷ 伸び率に関しても2017年、2018年が大きい。

 

/今後もECは増加すると予想できます。

 

電子取引が増えるとどうなるの?

→メーカー小売業者が直接取引することが増える→卸売業者の需要は減る。

と予想できます。

  

● 情報にも仲介が入る

インターネット時代になったことで、

今では、note、ブログ、Youtube、様々な媒体で情報が発信されています。

もちろん無料なものから有料なものまで…

 

小さな情報を集計して、大きな情報として企業に売るということもあります。

 

例えば、レシートを1枚数十円で買取し、何万枚分の情報を企業に売るビジネスがあります。

 

卸売業なのか?それは?と疑問に持つかもしれませんが、それだけ変化が必要な時代ともいえるのではないでしょうか。

 

● 自社製品を作る小売業者が増加

有名なところでいえば、

ニトリ、ユニクロ、イオンは自社製品を持っています。

 

自社製品のメリットってなに?という方のために

簡単にまとめると

● コストが安い

● 在庫管理がしやすい

● 現場の声を商品製造まで反映しやすい

  

自社で作ってそのまま流通、販売まで一括でやる場合があります。→卸売業者の需要減

 

卸売業者の需要は減る傾向

結論としては

❶ ものを仲介する需要は減る傾向

→ 電子商取引増加

→ 自社製品増加

❷ 情報やサービスの仲介など、新しい形態になる可能性

→ インターネットの影響

 

とまとめることができます。

 

取引数単純化の原理と合わせて、今後卸売業はどうなるのか?を知っておくと理解が深まるのでなおよしです!

販売士検定おすすめの参考書!

 

※2020年3月15日に更新しました。

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