今回は故事成語「圧巻」について、意味・由来を紹介します。またよく間違えやすい「圧倒」との違いについても解説します。
最後には、自己啓発として使える「圧巻」の例を紹介します。
物事を継続するモチベーションや座右の銘、やる気をあげる参考にしてください。
✔️「圧巻」の意味を知りたい
✔️「圧巻」と「圧倒」の違いを知りたい
✔️故事成語を座右の銘にしたい
✔️モチベーションをあげたい
「圧巻」の意味
「圧巻」の意味は、
1つの作品、書物の中で優れている部分、箇所
ポイントは「〜の中で」です。
全体を見て、優れている部分を「圧巻」と言います。他のサイトでは「全体の中で〜」と言う表現もありました。
例としては、
・演劇のラストシーンが圧巻だった。
・主人公が駆けていくシーンが圧巻だった
Google検索の結果はこちら、
わかりやすいですね。
「圧巻」の由来
「圧巻」の由来は漢字を分けて説明します。【巻】は中国の登用試験における解答用紙のこと。巻物(まきもの)等で紙のイメージはありますが、昔は解答用紙だったんですね。【圧】は上から押さえつけること。圧力をイメージすると覚えやすいです。
最も優れた解答用紙を1番上に乗せたことからこの「圧巻」という故事成語ができました。
「圧巻」と「圧倒」の違い
圧巻の意味・由来は前述させていただきました。よく間違えやすい「圧倒」との違いを説明します。
まず「圧倒」の意味は
段違いの力で他より優れていること。
力で相手や他のものを押さえつけるイメージです。またこちらも、Google検索でも以下の通りです。
それでは、違いの紹介をしていきます。
「圧巻」のポイントは「〜の中で」でした。
「圧倒」のポイントは「他より」です。
つまり、「圧巻」は物事1つの中で完結しています。それに対して「圧倒」は2つ以上の物事を比べています。「他を圧倒する」が顕著な例です。←覚えるのにオススメ。
比べる対象が内か外かが「圧巻」と「圧倒」を分けます。
・映画のラストシーンが圧巻だった。
→映画の中で「ラストシーン」が優れていた
・(私は)映画のラストシーンに圧倒された。
→私という対象がいる
「圧巻」で自己啓発しよう
ここまでで圧巻の意味・由来、「圧倒」との違いはマスターできました。ここでは「圧巻」を使って自己啓発できるような考え方を紹介します。座右の銘、モチベーションUPなど参考にしたください。
自分の中で「圧巻」と言える部分をつくる。
長所を伸ばす。をかっこよく言いました。
しかし、私の〇〇は圧巻だ。と胸を張って言える状態まで長所を磨くことは大変だと思いませんか?また「圧巻」の(私の)イメージは長所よりも1段階上です。この1段階の技術、熱の違いで物事の結果は左右されるのではないでしょうか?
99℃と100℃は違うとある本でも紹介されていました。
長所と「圧巻」は違います。
①熱量を持って物事に取り組むこと。
②長所より1段階上の技術を身につけること。
③短所を埋めるより、長所を限界まで伸ばすこと。
「圧巻」を座右の銘や日頃意識して生活することで結果が変わるんではないでしょうか?
ブログ運営の中で文章力を鍛える。など
〇〇に特化した技術、運営、人。そんな目標を持つ方にぴったりな言葉ですね。個性をつくる面でも役立ちます。
✔️長所より1段階上の技術を身につける
✔️短所を埋めるより長所を伸ばす。
✔️熱量を持って物事に取り組む
少し派生した部分もありますが、自己啓発する上ではいいんではないでしょうか?共感、いいな!と思ったら実践してみてください。