「やらなくては」「どれも大事」
一見よくある言葉でも「エッセンシャル思考」では、時間を無駄にする原因になります。
「エッセンシャル思考」とは、①重要なことを見極め②時間をかけ注力することで③少ない労力で最高の成果を生み出す考え方のことです。
この記事では、『エッセンシャル思考』の要約とポイントをまとめていきます。
「やらなくては」「どれも大事」と考えている人は、ぜひ読んでみてください。
概要・どんな人が読むべきか
本書ではエッセンシャル思考について、
- 重要なものを判断する方法
- 不要なものを捨てる方法・技術
- 上記2つを仕組み化する方法
ついて紹介されています。
例えば、
仕事を安請け合いしてしまう人
やることが多すぎて悩んでいる
こんな悩みがある方は、
「エッセンシャル思考」のテクニックが参考になるかもしれません。
『エッセンシャル思考』とは?ここだけは抑えたいポイント
『エッセンシャル思考』のポイントは、以下3点です。
①「エッセンシャル思考」とは、重要なことを見極め、時間をかけ注力することで、少ない労力で最高の成果を生み出す考え方のことです。
②「重要なことを見極める」ためには、5つの要因が必要です。
- 時間をかけて考える余裕
- 情報収集の時間
- 遊び心
- 十分な睡眠
- 何を選ぶかという厳密な基準
③「エッセンシャル思考」の人は、仕組み化を利用しています。最小の努力で自動的に成果が出る仕組みを作ることが大切です。
時間・タスク管理の技術
私が読んでいた中で、今すぐ実践できることや特にやりたい!ポイントを3点紹介します。
何事もトレードオフが基本
エッセンシャル思考の基本概念の1つに「トレードオフ」があります。
トレードオフとは、何かを得るなら何かを捨てることになるよという考え方です。
例えば、
6畳の部屋にソファもベッドもタンスも入れたい!となっても部屋が狭いのでどれかは諦めないといけません。
エッセンシャル思考では、仕事や生活の中で何事においてもトレードオフが基本となります。
トレードオフの考え方がない人は、
これも大事だからやろう、と2つ3つとやるべきことを増やしてしまいます。
そして、仕事が増えてパンクしてしまったりやるべきことが多すぎて悩むことになります。
特にビジネスや家事など、タスク管理をする際は、
選択肢を比較・検討し、あなたが本当にやるべきことを見つける「トレードオフ」の考え方が大事になります。
選定の基準
やるべきことを決める際には、厳格な基準が必要です。
この基準が曖昧、簡単なものだと「あれもこれも」となんでも屋さんになってしまいます。
厳格な基準をもつために本書ではあるルールが紹介されていました。
10段階の評価で9以上の選択肢しか選ばないという「90点ルール」です。
- 絶対やりたい!
- やらない
の2択にすることでトレードオフの意識を高めることもできます。
私もやってみましたが、
絶対にYouTubeを見たいのか?と声に出して自問してみると、
「見なくてもいいか…。」
またおやつは絶対に必要か?と声に出してみれば、
「絶対では、ないか…。」
ダイエットにもいいかもしれません。
自分が日頃からしていることは、
案外必要ないものだったんだな。と思えました。
キャンセル上手になる
「無駄な映画を最後まで見続けてしまう」
という経験はありませんか?
このような、無駄だとわかっている行動を最後まで続けてしまう人は意外と多いらしいです。
この原因の1つは、サンクコスト(埋没費用)バイアスによるものです。
つまらない映画を見てしまう理由は、簡単に言うともったいないから。という不純な動機です。
そのもったいないからやろう!を回避するために「エッセンシャル思考」では、ある方法が紹介されていました。
「もってないふりをする」
映画の例でいうと、
映画のチケットを買ってしまったから見よう
と考える代わりに、
もし買っていなかったら?と考えます。
もちろん、つまらない映画とわかっているならその映画を見ようとはしません。
捨てる技術として、「もってないふり」をして考えることが大切です。
時間・タスク管理の上達へ!1読の価値あり「まとめ」
本書では、このほかに
見極める技術の具体的な方法や
エッセンシャル思考の人が行う仕組み化についても紹介されています。
「多くのことをやらないといけない」
「やりたいことができていない」
悩んでいるぐらいなら1読することで、時間・タスク管理を上達させましょう!
「エッセンシャル思考」について記事まとめ
- 「エッセンシャル思考」とは、重要なことを見極め、時間をかけ注力することで、少ない労力で最高の成果を生み出す考え方のことです。
- トレードオフの考え方をする
- なにをやるべきかは「90点ルール」で決める
- キャンセル上手になるために「もっていないふり」をする
- やりたいことをやるためにエッセンシャル思考の人になる。