今回は【故事成語で自己啓発しよう】をテーマに「一将功なりて万骨枯る」の意味・由来、例文を紹介。また最後には自己啓発に使えるような考え方を紹介します。自己啓発、モチベーションUP、座右の銘等…参考にしてください。
「一将功なりて万骨枯る」の意味、例文
「一将功なりて万骨枯る」(いっしょうこうなりてばんこつかる)
【意味】は
1人の成功の裏には、多くの人の努力、犠牲があるということ。またその努力や犠牲を忘れてはいけないこと。
『年収1億円になる人の習慣』でも、年収1億になるためには年収1000万の部下が10人必要だ。とありました。大成するには周りの協力が大切だという言葉ですね。
【例文】としては
✔️みんなで協力したのに、彼だけいい評価なんて、一将功なりて万骨枯るだ。
✔️報酬を独占するなんて、一将功なりて万骨枯るじゃないか。
例文を他のサイトでも調べてみましたが、相手を悪く言っている例文が多かったです。不平、不満を表す言葉ですね。
「一将功なりて万骨枯る」の由来
「一将功なりて万骨枯る」は、将軍が功名をあげる背景にはたくさんの屍があったことが由来とされています。
【万骨】は多くの骨(屍)を表す言葉です。
中国の唐・ 曹松(そうしょう)の詩『己亥の歳』が出典。
「一将功なりて万骨枯る」で自己啓発しよう
ここまでで故事成語「一将功なりて万骨枯る」の意味・由来、例文をマスターできました。ここでは「一将功なりて万骨枯る」を使って自己啓発できる考え方を紹介します。
与える精神を持つ、感謝
「一将功なりて万骨枯る」は1人の成功の陰にはたくさんの犠牲があるという意味です。つまりあなたの成功は周りの環境、協力があったからだとも受け取れます。
「感謝」の気持ちを忘れない。自分の成功を共有する。何事も与える精神を持つ。余談ですが、似たような言葉に「情けは人の為ならず」があります。これも情け(与えたこと)は回り回ってあなたに帰ってきますよという意味です。
いいことには複数の例えがつきものです。
「一将功なりて万骨枯る」
「情けは人の為ならず」
派生させた部分も有りますが実践してみてはいかがでしょうか?
私の経験談としては、大学生2年生で息子を育てることになり家族、アルバイト先にも迷惑をかけました。家族には常に心配されつづけ(決まった援助があったわけではありませんが)定期的に食料を買って様子を見にきてくれました。
アルバイト先には最初子持ちだということを伝えず受かったので、その後たくさんの手続きをしました。。当時はお手間かけました。ありがとうございます。
そんな心配や迷惑をかけても温かく接してくれた家族、バイト先には「ありがとう」と感謝することが1番しっくりきます。感謝のいいところは「ポジティブ」なことです。お手間かけてごめんなさい。ではなく、手伝ってくれてありがとうと言うようにしています。
何事も正直に、そして感謝することが大切。私自身、「一将功なりて万骨枯る」みんなの協力で今の自分がいます。「ありがとう」とポジティブに前向きに生きることを心がけています。
では今回の「一将功なりて万骨枯る」 で自己啓発をまとめると
・与える精神をもつ
・「感謝」を忘れない
→ありがとうを口癖に
・自身の成功は積極的に共有
今回の「一将功なりて万骨枯る」で自己啓発、共感できる部分や、いいな!と思った方は実践してみてください。
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