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「石に漱ぎ流れに枕す」の意味・由来【故事成語で自己啓発しよう】

今回は故事成語「石に漱ぎ流れに枕す」の意味・由来、例文を紹介します。また最後には「石に漱ぎ流れに枕す」で自己啓発できるような考え方を紹介します。

モチベーションUP、座右の銘の参考にしてみてください。

  

「石に漱ぎ流れに枕す」の意味・例文

「石に漱ぎ流れに枕す」(いしにくちすすぎながれにまくらす)

【意味】

自分の間違いをうまく誤魔化し、自分の説を押し通すこと。負け惜しみの強いこととして使われます。

【漱ぎ(くちすすぎ)】は口をすすぐこと、

【枕す】は枕とすることです。

  

つまり、石で口をすすいで、川の流れを枕にすると解釈できます。

常識ではありえませんよね。石を口の中に入れるなんて…それに川の流れを枕に何てできません。

  

【例文】としては、

✔️彼は悪いとわかっているのに石に漱ぎ流れに枕すばかりしている。
✔️石に漱ぎ流れに枕すのようなことばかり言う。
✔️あなたの発言は石に漱ぎ流れに枕すのようだ。

 

  

「石に漱ぎ流れに枕す」の由来

中国の孫楚(そんそ)という人が「石に枕し流れに漱ぐ」を言い間違えたことに由来。石で口をすすぐのは歯を磨くため。流れに枕するのは耳を洗うためだと言い張ったため、今の「負け惜しみが強い」という意味で使われています。

 

『晋書 孫楚伝』の故事からできた言葉

  

余談ですが、「石に枕し流れに漱ぐ」の意味は俗世から離れ自由な生活をするという意味、「石に枕」「流れに漱ぐ」どちらも自然の中で悠々と暮らしている様を表していますよね。

  

「石に漱ぎ流れに枕す」で自己啓発しよう

ここまでで「石に漱ぎ流れに枕す」の意味・由来、例文をマスターしました。ここでは「石に漱ぎ流れに枕す」で自己啓発するための考え方を紹介します。

  

発言したことはやり抜く

「石に漱ぎ流れに枕す」は言ったことに対して負け惜しみを貫きました。負け惜しみというネガティブな言葉があるだけで「発言したことをやり抜く、押し通す」というのは良いことではないでしょうか?

つまり「石に漱ぎ流れに枕す」で自己啓発すると、「やり抜く力」を持つことを掲げることができます。

  

・ブログの毎日更新をTwitterで宣言→実行

・言うは易し、行うは難しを実践

・目標を宣言し期限を決めて取り組む

・中途半端にしない

  

特に目標を公に宣言することは大事です。やり抜く強制力にもなりますが、言葉にすることで自分の想いが明確になります。個人的には中途半端にしてしまう癖があるので「石に漱ぎ流れに枕す」ようにやり抜きたいと思っています。

 

私もTwitterで#今日の積み上げのハッシュタグをつけて毎日ツイートするようにしています。

Twitter上で宣言したことで「言ったからにはやろう」とやる気にもなりますし、誰かに見られているという強制力にもなります。

#今日の積み上げで宣言→実行を繰り返すことで「やり抜く力」がついてきました。

 

自己啓発まとめ

✔目標・課題を宣言→実行を習慣化する
✔発言したことは実行までする
✔中途半端にしない

 

間違いは正直に認める、素直さを持つ

思いついたので2つ目を紹介します。

「石に漱ぎ流れに枕す」はネガティブな言葉です。負け惜しみが強いですから、言い訳がましい。自分の非を認めることができない…例をあげればいくつも出るでしょう。こういったネガティブな言葉は反面教師にすることで教訓にできます。

  

「石に漱ぎ流れに枕す」であれば

✔言い間違いを認めない。

✔自分の考えを押し通そうとする。協調性がないとも言えます。

✔ミスを誤魔化す。

  

これらを踏まえ教訓とすると

  

自己啓発まとめ

✔間違いは素直に認め、できるだけ早く改善に転じる
✔周りの意見を聞く心がけ
✔ミスを認め、失敗から学ぶ。

 

仕事が出来る人は総じて、ミスが起きた→現状をどう改善するか、起きたことは仕方がない、と割り切ります。ミスをネチネチ責めてもなにも現状は改善されないからです。 

 

私の周りでも「商品を割った、落とした」でダメになっても、注意はしますが責める方はいません。(故意に落とした等、悪意があれば別です。)ミスに対して割り切ることを私自身、社会人になって学びました。

 

 

説明、経験談で派生した部分もありますが自己啓発・座右の銘として教訓にする際はOKです。私もかなりこじつけてます…

   

「石に漱ぎ流れに枕す」の自己啓発の考え方を2種類紹介しました。「やり抜く力」、「素直な姿勢」、共感したりいいな!と思ったら参考にしてください。

  

前回の故事成語はこちら

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