「品出しの効率を上げるコツを知りたいな…。」と悩んでいませんか?
品出しの仕事では、効率よくやることって大切ですよね。
私もスーパーで品出しの仕事をしていますが、テキパキと効率よくやらないと仕事が間に合いません。
- 品出しのコツを知りたい。
- 品出しのスピードを上げたい。
- 効率よく品出しをやりたい。
この記事で紹介する品出しのコツを実践すれば、品出しのスピードが上がり、効率よくできますよ!
なぜなら、私はスーパーの加工食品部門の社員で、2年以上品出しを経験して、効率よく品出しをするコツがわかってきたからです。
実際に、品出しのスピードがあがり、他の仕事にさける時間も増えました。
この記事では、品出しの重要性とノウハウを紹介して、効率よく品出しできるコツを7個紹介します。
記事を読み終えると、品出しのコツがわかり、業務に活かすことができますよ!
品出し業務の重要性
スーパーマーケットにおいて、品出しはとても重要な業務の1つです。
なぜなら、スーパーにおいて加工食品や日配食品の売上の8割は、定番商品で決まると言われています。
そして多くのスーパーでは、定番商品はバイトの方が品出しします。社員もある程度品出ししますが、売り場は広く時間的に間に合いません。
定番商品が欠品していると機会損失になり売上が下がるだけではなく、「このお店は欠品が多い」という理由で離反客にも繋がります。
このように、売上の基盤を作る、欠品防止の理由でスーパーマーケットの品出しはとても重要な業務です。
品出し業務の基本
品出し業務でなによりも大切なのは、「正確にやること」です。
正しい場所、やり方で品出しすることで食品ロスや「売価が違った」などのトラブルを防ぐことができます。
正しく品出しするためには、以下の2点は必ず実践しましょう。
- 食品品出しは「先入れ先出し」を守る
- JANコードを必ず確認する
① 食品品出しは「先入れ先出し」
食品を扱うスーパーマーケットでは、「先入れ先出し」で品出しをします。
「先入れ先出し」とは、古い商品を前に、新しい商品を奥に品出しすることです。なので賞味期限を確認してから品出しをします。
「先入れ先出し」で品出しをすると、古い商品から買ってもらいやすくなるので、廃棄率を下げたり、売り場の鮮度を保ったりできます。
「棚の奥に古い商品があって気づかず捨てることになった。」
「賞味期限ギリギリの商品がでて、不必要な値下げをすることになった。」
このような廃棄や商品の値下げを減らすことができるので、スーパーマーケットだけではなく、食品を扱う店舗では「先入れ先出し」で品出しをしましょう。
② JANコードを必ず確認する
品出しをする際には、JANコードの確認をしましょう。
JANコードとは商品に割り振られている番号のことで、商品の見分けをすることができます。主に13桁の数字で表されています。
スーパーマーケットでは、似たパッケージの商品やリニューアル品など、見た目は似ているけどJANコードが違う商品がたくさんあります。
JANコードが違えば、売価も変わるので、「POPの値段と実際の値段が違う」というトラブルにも繋がります。
売価が違ったというトラブルを起こさないために、JANコードを確認しながら品出しをする癖を身に付けましょう。
道具を使って効率UP
品出し業務を効率よく行うために、使いやすい道具は必須です。
私が品出し業務をする上でこれだけはマストで用意したいものは3点です。
- カッター・はさみ
- 手袋
- 靴
✔️カッター・はさみ
品出し業務では、段ボールを畳むことが多いです。
カッター・はさみを使えば力を入れなくても段ボールを畳めるようになります。
また梱包材であるビニールやPPバンドを切るためにも役立ちます。
✔️手袋
手袋をすると、段ボールによる手荒れ防止や重いものを持ちやすくなります。
私がスーパーで働き始めたとき、品出しでは手袋を使いませんでした。
手袋せすに2か月ほどフルタイムで働くと手がカサカサになり、乾燥してしまいました。
また滑り止めつきの手袋をはくことで、米や飲料などの重い商品を品出しするときに疲れにくくなります。
このように、重い商品を扱う、長い期間続けるなら、手袋をつけて品出しをしましょう。
注意点としては、手袋は100均などで買うとすぐに破れてしまいます。(私の場合、100均で買った軍手は1日で穴が開きました。。)
✔️靴
スーパーなどの品出しは基本立ち仕事です。そのため疲れにくい靴選びはとても重要です。
1番のおすすめはスニーカーです。また中敷きで調節したり、エアクッションが入っていたりする靴も疲れにくいです。
このように、品出しの効率をあげるために道具は使いましょう。上記で紹介した3つはマストで持つべきです。
- カッター・はさみ
- 手袋
- 靴
もちろん無くてもいいですが、実際のバイトでは、1日4~8時間など長時間品出しをすることが多いです。
なので長時間働いても疲れにくくなる、作業のスピードが上がるなど品出しが格段にやりやすくなります。
以上3点の道具がなければ、仕事場に頼み用意してもらうか、使いやすいものを自分で用意しましょう。
品出しのスピードを上げるコツ
品出しのスピードや効率を上げるコツを7個紹介します。品出しが早いバイトの方が行っていたり、私が品出しをしてわかったりしたことです。
- JANコードは下4桁のみ確認する
- 売り場の場所を覚える
- 商品をあらかじめカテゴリーごとに分ける
- ゴミ袋を用意する
- 期限を決める・時間を意識する
- 両手で作業する
- 梱包材はBRで外してから売り場に出る
それぞれ解説していきます。
コツ① JANコードは下4桁のみ確認する
品出しをする際、JANコードの確認は下4桁のみで行いましょう。
JANコードは13桁の商品が多いですが、13桁全て確認してから品出しをしていると、手間にもなりますし、数字の確認だけで疲れてしまいます。
そこでJANコードの確認を必要最低限にするために下4桁で見分けます。
例えば先ほどの画像であれば、「0128」を確認します。
JANコードの末尾は、商品ごとに当てられている数字なので実践しましょう!
コツ② 売り場の場所を覚える
品出しが早い人の特徴の1つに商品の場所を覚えていることが挙げられます。
商品の場所を覚えることで探す時間を劇的に減らすことができます。
特に品出しバイトを始めて日数が少ない方は、その日の品出しの量よりも「売り場を覚えること」を重視した方がいいです。
売り場を覚える順番としては、①部門②カテゴリー③サブカテゴリー④単品です。売り場を覚えるコツは、部門という大きい枠から、徐々に細かく単品を覚えていくことです。
- 部門
- カテゴリー
- サブカテゴリー
- 単品
例えば、「Calbeeのポテトチップスうす塩味60g」という商品であれば、
- 部門…お菓子
- カテゴリー…スナック菓子
- サブカテゴリー…ポテトチップス
- 単品…Calbeeのポテトチップスうす塩味60g
上記のように分けられます。
スーパーのアルバイトであれば、多くの商品は、カテゴリーを覚えると単品の場所がわからなくても直接売り場まで探しにいくことができます。
例えば、Calbeeのポテトチップスの場所がわからなくても、スナック菓子売り場を探せば見つかります。
このように、売り場を覚えれば覚えるほど品出しは早くなるので、品出ししながら売り場を覚えていきましょう。
コツ③ 商品をあらかじめカテゴリーごとに分ける
品出しをする際には、まず商品をカテゴリー毎に分けると効率が上がります。
品出しが早い人は、売り場での移動時間も少ないです。
例えば、品出しのたびにあっちにいったり、こっちにいったりしている人を見かけます。
このような人は、品出しに時間もかかりますし、また足が疲れてしまう原因にもなります。
売り場での移動時間を減らすために、あらかじめ商品をカテゴリーや陳列されている通路毎に分けておきましょう。
コツ④ ゴミ袋を用意する
スーパーマーケットの品出しでは、ごみ袋を用意しましょう。
なぜなら、梱包材に使われているごみの仕分けがしやすくなります。
スーパーマーケットに入荷してくる商品の梱包材として使われているものは、たくさんの種類があります。
例えば、ビニール、PPバンド、紙、段ボールなど
「ごみが落ちていちいち拾うことが多い」
「ごみの仕分けに時間がかかる」
こんな悩みがあれば、商品が乗っている台車にごみ袋をくくりつけましょう。
コツ⑤ 期限を決める・時間を意識する
品出しに限らず、仕事は期限を決めた方が作業を早く進めることができます。
例えば、品出しであれば
「台車1台50分で終わらせよう」
「今日の作業全体は何時に終わるのか」
このように、期限を決めたり時間を意識すたりすることで「時間に間に合わせる」ように作業を進めることができます。
スーパーマーケットのバイトさんは、時間を意識すると、間に合わせようとテキパキ動いて品出しをする人が多いです。
品出しなど淡々と作業する仕事でも、モチベーションを作るために期限や目標を決めることが大切です。
コツ⑥両手で作業する
品出しを効率よくやるコツ6個目は、両手で作業をすることです。
というのも、片方の手に商品を持ったまま、もう片方の手で作業をするとスピードが落ちます。
商品や道具で、片手が塞がるときには、1度台車に置くことを意識しましょう!
私も品出しをするときに、無意識なんだけど、片手がふさがっている…。ということが多々ありました。
品出しに慣れるまでは、両手で作業することを意識した方が素早く品出しができますよ!
コツ⑦梱包材はBRで外してから、売り場に出る
品出しのコツ7個目は、梱包材をBRで外してから売り場にでることです。
※BR(バックルーム)とは、店舗の中にある在庫置き場や作業スペースのこと。
なぜなら、売り場で作業をしていると、お客さんに話しかけられて作業が止まる機会か増えるからです。
あらかじめBRで梱包材を外したり、段ボールを開けたりしておけば、売り場での作業もスムーズにできますよ!
この他にも、BRでできることはやってしまいましょう。売り場での作業が減り、品出しのスピードが上がりますよ!
プラスαで売上アップに繋がるひと手間
品出しのコツとして、スピードを上げるためだけではなく、「売上を上げるため」にやってほしいことを書いていきます。
- 周りの商品を前出しする
- 売れ筋商品を把握する
- 同じ場所に留まらない
✔ 周りの商品を前出しする
品出しをしたときに、周りにある商品をついでに前出ししましょう。
なぜなら、スーパーマーケットなど小売店で商品が売れない理由に、「棚に商品はあるけど奥にあって見えなかったから」が挙げられます。
せっかく売り場に商品があるのに、見えないから買われないのはすごくもったいないことです。
なので、品出しをするときには、周りの商品もいっしょに前出ししましょう。「見えないからわからなかった」は厳禁です!
✔ 売れ筋商品を把握する
売れ筋商品を把握して、品出しの頻度を上げることで欠品を防ぐことができます。
例えば、
- 広告の品
- 週間、月間で値段が安く設定されている
- 人気商品
- CM商品
- コラボ商品
これらのような商品は売り場在庫がなくなるのも早いです。
人気商品で広告の品になると1時間に1回品出しや前出しが必要な商品も出てきます。
広告の品は主に社員が管理する商品ですが、棚が空いている際には品出しに入ると売上に繋がります。
✔ 同じ場所に留まらない
品出しの際には同じ場所に留まり続けるのはやめましょう。
なぜなら、
「店員がいて棚から取れない」
「店員がいて棚の商品を見れない」
店員さんがいるとお客さんは買い物がしずらくなってしまいます。
そして買い回りが悪くなれば、それだけ売り上げも下がります。
私は服屋さんでアルバイトをしていましたが、そのお店では
「売り場の服を畳むときは1か所に5分以上いてはいけない」というルールを設けていました。
まずはお客さんが買いやすい売り場を心がけて品出しすることが大切です。
荷物を載せた台車についても同じことが言えるので注意!
品出しのコツ7箇条(まとめ)
品出し業務は続けるには根気のいる作業です。ただコツを掴んで品出しをすれば、効率も上がりますし、自信にもなります。
この記事で紹介した品出しのコツは、
- JANコードは下4桁のみ確認する
- 売り場の場所を覚える
- 商品をあらかじめカテゴリーごとに分ける
- ゴミ袋を用意する
- 期限を決める・時間を意識する
- 両手で作業する
- 梱包材はBRで外してから、売り場に出る
これから品出しバイトを始める人はもちろん、品出しの効率、スピードを上げたい人はぜひ実践してみてください。
また品出しの量は、発注で決まります。発注量を適正にすればするほど、品出しも効率よくできるようになりますよ!
以下で発注がうまくなる方法や考え方を紹介しています。合わせて読んみてください。品出し作業で悩むことも無くなりますよ!