今回は故事成語「烏合の衆」の意味・由来・例文を紹介します。「烏合の衆(うごうのしゅう)」と言えば、烏の集まりというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
今回は一般教養としても、雑学としても知っていて損はないことを紹介します。最後には「烏合の衆」で自己啓発できる考え方も紹介します。自己啓発、モチベーションUP、座右の銘の参考にどうぞ。
「烏合の衆」の意味、例文
「烏合の衆」(うごうのしゅう)
✔規律や規則のない集団のこと
烏合の衆の【烏】はカラスです。カラスのような集団→規律や規則のない集団に例えられています。
今ではカラスは知性のある鳥として有名ですが、昔はカラスも賢くはなかったのでしょうか?
また【集団】は人を表しています。実際に使うときには「人」に対して使いましょう。→動物(猫、犬…)に使うのはNGです。
【例文】
⭕️急遽集めたチームだが、烏合の集とは言わせないぞ。
⭕️相手チームは連携がなってない烏合の集だ。
人に例えて使うものですので次のような表現はNGです。
❌それぞれが好きなことをしている。あの犬たちは烏合の集だ。
「烏合の衆」の由来
先程も少し触れましたが、人の集団を規律性の欠けるカラスに例えて表現したことが由来です。
出典は中国の『後漢書』という書物です。
「烏合の衆」で自己啓発しよう
ここまでで故事成語「烏合の衆」の意味・由来、例文をマスターできました。一般教養としては十分ではないでしょうか?
ここでは「烏合の衆」を使った自己啓発の考え方を紹介していきます。
チームを指揮・支える存在になる
故事成語には人を皮肉している言葉が多い傾向があります。こういった言葉は自己啓発する際、反面教師にしましょう。
「烏合の衆」は規律、規則ない集団という意味でした。これをざっくり反面教師にすると
「いい集団を作ること」「いい」の考え方は人それぞれですよね。例えば、目的意識が統率された集団。…ではどのようにいい集団にするのでしょうか?私が考えたのは2つ
・縁の下の力持ちで支える
・リーダーシップを発揮して、みんなの指揮を高める
私は圧倒的に後者です。インターン、研修等グループワークではいつも司会をするような人でした。不思議なことに率先して司会をすると「また司会してくれるんでしょ」と思われます。
試しに話し合いの時にだまってみると、みんなが私を見てきました笑
特に決めたわけでもないのに私が司会になっていました。これは何度も実践することで仲間にイメージづけされ、チームの中で役割を持つことができます。私の場合は「司会」ですね。
その役割が・チームを引っ張っていくものなのか・縁の下で支えるものなのか
いずれもチームに貢献できます。
この役割意識がいい集団(チーム)を作る、第一歩だと考えています。
自分の役割を意識→他の人の役割を意識→チームを支える・引っ張る
仕事もそうですが、「分業」という考え方でここまで複雑に様々なことが分担されているのは人間だけではないでしょうか?
✔いいチームを作る。
✔役割意識を持つ。