「温故知新」(おんこちしん)って知っていますか?学校でも習ったことのある故事成語です。この「温故知新」の意味・由来・例文を紹介します。
また最後には「温故知新」を使って自己啓発できたり、モチベーションをあげたりできる考え方を紹介。特に大学生や「勉強・学び」について実践したい方、している方にオススメな言葉です。
「温故知新」の意味・例文
「温故知新」は
「故き(ふるき)を温(たず)ねて、新しきを知る」と書き下せます。
①古いことを習得し、さらに新しいことを学ぶこと。
②古いことを研究すると、新しい発見があること。
古きを温ねて
→古い教えを自分に取り入れて、
新しきを知る
→新しい教えを学ぶ(発見する)
こんな風に分けられますね。
また「古きを温(あたた)めて新しきを知る」とも読むようです。
昔の教えは大切だと肝に命じて起きなさい。そんな言葉です。おばあちゃんの知恵袋とはよく言ったものですね。今はgoogleですが…
⭕️温故知新の精神で昔の文献を読む。
⭕️温故知新という通り、昔の言葉には教訓となることが多い。
「温故知新」の由来
「温故知新」の由来は中国の思想家孔子が言った次の言葉から
古くからある教えを大切にして新しい知識を得ることができれば、師(人に教える人)になることができる。
出典は孔子の『論語』からです。
「温故知新」で自己啓発しよう
ここまでで「温故知新」の意味・例文・由来はマスターできました。一般教養としても十分ですね。
ここでは「温故知新」を教訓としたり、座右の銘にしたりする際の考え方を紹介します。
人の教訓を自分に活かす
人の教訓・知恵を自分に活かすと何がいいのか
最大のメリットは時間短縮です。
例えばアルバイトなんかで、
「こうするといいよ。」
「こうしたら早くできるよ。」
特に単純作業でこんなアドバイスを受けたことはないですか?
私の経験としては、
- 段ボールはこうつぶすといいよ。
- レジはボタンを押すより先にお金を入れると少し早いよ
こんな感じ(接客業・品出しでした。)→総じて良かったと思っています。
上手な人のやり方はその人が時間をかけてわかったこと、努力の結晶です。
それを一瞬アドバイスをもらうだけで実践できるなら。聞いたら即実行。
→これは私の教訓です。
有益な情報には値段が付きます。時間をかけて習得した技術も同様です。
「温故知新」先人の情報を活かして自分のやり方を見つける。
教訓としては
情報には価値がある。アドバイスを受けたら即実行。
もしやり方が合わないなら、やってみて判断すればいいと思います。それにもっと効率の良いやり方を見つける「知新」できるかもしれません。
教えてもらったからできた。自分が見つけたら共有しよう。
座右の銘、教訓にいかがですか?
①真似+②試行錯誤=知新
まっさが何かを学ぶときに実践している、効率のいい方法です。
仕事を覚える、勉強をする、ブログを始める。
全てにおいて始めは真似でした。
上司の真似、先生の真似、ブロガーさんの真似
アルバイト・仕事ほか、「自分にとって新しいこと」は本当に何をしていいかわかりません。私もアルバイト・仕事でもはじめは右往左往。これからも新しいことをする際はそうだと思います。→頼れるのはわかっている人。
先ほどと被りますが、何もわからない時→真似をして効率のいいやり方を盗むが1番です。「温故」ですね。
「温故」で真似をしたらさらにいい方法がないか、そのやり方を派生させます。
「試行錯誤」です。これを繰り返すとわかることがあります。アルバイト豆知識→段ボールはカッターを使わないほうが速くつぶせる場合がある。とかです。
この段ボールをカッターでつぶさないやり方は新しい発見であり「知新」です。新しい発見は私の場合、自慢げにみんなに共有します。(俺すごいだろ!33%、話題づくり33%、みんなはできるのか気になる33%)
つまり
真似→試行錯誤→知新→共有
結構いいサイクルです。効率がいいのはもちろん、仕事でいえば周りの人と話す機会が増えます。→コミュニケーション大事
真似→試行錯誤→知新→共有
「温故知新」ぜひ参考にしてください。
前回の故事成語
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