この記事では、売り場にあるPOPの役割を4パターン別に紹介します。魅力ある売り場にするための「POPの使い方」がわかる記事にしました。
商品を陳列するときに売り場にPOPは必要不可欠です。POPがなければ、商品の機能も情報も伝えることができません。
この記事を読めば、売り場のPOPの役割と商品の訴求方法がわかります。明日から売り場づくりに使えるPOPの知識を紹介します。
スーパーマーケットの現場で2年間働いている私が上司から教えてもらったこと、失敗から学んだこと、改善するために意識したことを書いていきます。
「POPの使い方」として商品の訴求方法を丁寧に書いたので、参考にしてみてください!
POP(ポップ)の役割とは、4つの情報を提供する
POPとは、Point of purchase の略で、「買い物をする場所」という意味になります。
売り場や商品•サービスなどの場所、価格、特徴、付加価値を伝えるもので、販売員の代わりにお客様に情報を提供します。
多くのスーパーやコンビニでは、セルフサービス方式(お客様が選んで買う仕組み)なので、POPは売り場になくてはならないものです。
POPの役割は4つあります。
役割①説明する
商品の価格、容量、原料のような基本的な情報を伝えたり、機能性や付加価値を説明したりします。
わかりやすい例で言えば、特茶などの特保や機能性食品です。
役割②売り場にテーマ性•統一感をだす
POPを使えば、売り場に統一感を出すことができます。
例えば、ハロウィンであればオレンジ色を中心に、カボチャやおばけのPOPを使います。
このように、色や文字、キャラクターを使ってPOP訴求することで、売り場に統一感やテーマ性がでます。お客様にも「なにを売りたい売り場なのか?」売り場のテーマを明確に伝えることができます。
役割③商品の良さを目立たせる
POPには、商品のメリットをさらによく伝える役割があります。その商品が他店よりも安ければ、「安い!」や、楽に作れるが売りなら「楽チン調理!」などの訴求ができます。
POP広告では、安さも機能性も…と何個も訴求すればいいわけではなく、商品の良さをさらに目立たせることが大切です。
役割④案内
売り場の場所の案内や、サービスのお知らせをします。例えば、「牛乳売り場の場所」や「キャンペーンの告知」を伝えています。
POPをつけるべき商品とは?
特に以下のような商品はPOPをつけて目立たせたい商品に当たります。
- 新商品、旬の商品
- SB、PB商品
- 社会行事、学校行事関連
- テーマ性を持たせたい商品
- 特に売ると決めた商品
POPをつけて売り場作りをすれば、店舗ごとの差別化にもつながります。
売り場担当者が売ると決めた商品には、積極的にPOPをつけましょう。
POPを使うときの注意点
POPを使うときの注意点につけすぎNGがあります。
なぜなら、スーパーや売り場には、情報がたくさんあるからです。POPをつけすぎると、情報を処理するお客様が買い物疲れを起こしてしまいます。
なので売り場にPOPをつける前に、まず商品自体をよく見せる工夫が必要です。そして、あくまでPOPは補助の考え方で売り場を作りましょう。
売り場のPOPの使い方(まとめ)
お店のPOPは売り場に必要です。
色による訴求や、テーマ性をだすなど、POPには主に4つの役割があります。
4つの役割を意識してPOPを使って、売上UPの参考にしてください。