「相乗積とは何?」と悩んでいませんか?
小売店で働いていると、粗利益率を改善するために相乗積を計算することがあります。
というのも、相乗積がわかると、粗利益率を効率よく改善できるので便利だからです。
- 相乗積とは?どういう意味?
 - 相乗積の計算方法を知りたい!
 - 店舗の粗利益率を効率よく改善したい!
 
この記事では上記の悩みを解決できるように書きました。
なぜなら、私はスーパーの社員で粗利益率を改善するために、相乗積を使っているからです。
この記事では、相乗積とは何か説明して、簡単にできる計算方法を紹介します。
この記事を読み終えると、相乗積とは何かわかり、粗利益率の管理がラクになりますよ!
相乗積とは

相乗積とは、ある部門の粗利構成比のことで、全体の売上高に対して、ある部門の粗利益率を表しています。
計算式は、相乗積=売上構成比×粗利益率です。
相乗積=売上構成比×粗利益率
相乗積の例を見ていきます。食品の売上が100万円粗利益率が24.0%の場合を考えます。
| 売上 | 売上構成比 | 粗利益率(%) | 相乗積 | |
| 野菜 | 10万 | 0.10 | 35.0 | 3.5 | 
| 魚屋 | 13万 | 0.13 | 27.0 | 3.5 | 
| 肉屋 | 17万 | 0.17 | 26.5 | 4.5 | 
| 日配 | 22万 | 0.22 | 17.3 | 3.8 | 
| グロサリー | 30万 | 0.30 | 18.0 | 5.4 | 
| 総菜 | 8万 | 0.08 | 41.3 | 3.3 | 
| 食品計 | 100万 | 1.0 | 24.0 | 24.0 | 
相乗積の特徴の1つに、各相乗積を足した合計が全体の粗利益率になります。
また相乗積から粗利益率の高い部門の売上を上げることで、全体の粗利益率を改善する方法を粗利ミックスと言います。
このように、相乗積とは粗利構成比のことで、相乗積をもとに粗利益率の改善を行うことができます。
相乗積の求め方と計算方法

相乗積の計算式は、相乗積=売上構成比×粗利益率です。
例えば、野菜の売上構成比が0.18、粗利益率が30%のとき、
相乗積=0.18×30=5.4%となります。
相乗積=売上構成比×粗利益率
売上構成比=部門の売上÷全体の売上
粗利益率=部門の粗利益高÷部門の売上
これらの式より、「相乗積=部門の粗利益高÷全体の売上」と表すこともできます。※「全体の売上」が約分されるため
- 相乗積=売上構成比×粗利益率
 - 相乗積=部門粗利益高÷全体の売上
 
一般的に、相乗積を求めるときには①の式を使うことがほとんどです。
相乗積とは(まとめ)

この記事では、相乗積とはなにか紹介して、計算方法を紹介しました。
まとめると以下の通りです。
- 相乗積とは、ある部門の粗利構成比のこと
 - 相乗積=売上構成比×粗利益率
 
この記事は、相乗積とはなにかわかり、計算できるように紹介しました。
相乗積がわかると、全体の利益を見据えた商品戦略、価格戦略を考えることができますよ!
「相乗積はわかったけど、売上構成比について詳しく知りたい!」という方は以下の記事で詳しく紹介しているのでチェックしてみてください。
											
						
						
						
																	
						
						
						
																	
						
						
						
																	
						
						
						
																	
						
						
						
																	
						
						
						
																	
										
					
									