私はスーパーマーケットの加工食品売場で働いていますが、売場変更でエンドを作る仕事があります。
入社したての時に、上司から
「売れ筋商品は左側に陳列したほうがいい」
と言われたけど
なんでだ? と思っていました。
※ エンドとは、主通路に面した売場のこと
エンドについて詳しくは、【売り場作りの基本】スーパーの売上2割が決まる!エンドの作り方
働きはじめや売場作りを始めたころは、売り場作りの基本を知らずによくやり直しになっていました。
基本を知っていると、仕事のやり直しが減ります。また売れる売場を作るためにも大切なことです。
この記事では、私と同じようにスーパーマーケットなど売場で働いている人、これから働こうとする人に向けて
売れ筋は左側に陳列した方がいい理由
について、紹介していきます。
● 売り場作りの基本を知りたい人
● 売れ筋商品を展開する場所に困っている人
売れ筋は左側に陳列するは嘘?
結論から言うと、
売れ筋商品は、お客さんが最初に目にする位置に展開した方がいいが正しいです。
[voice icon=”https://massablog.net/wp-content/uploads/2019/09/9E514D19-47D7-4FF5-951D-F1B21EDD7274.jpeg” name=”はてな男爵” type=”r”]え?左側と決まっているわけではないの?[/voice]
はい、左側ではなくてあくまで
「お客様が最初に目にする場所」 です。
心理学には初頭効果と親近効果というものがあり、お客さんが目にする順番が関係しているそうです。
[voice icon=”https://massablog.net/wp-content/uploads/2019/08/4464824B-6A07-47CA-9044-1651112D9EE3.jpeg” name=”まとめおじ” type=”l”]お客さんが最初に目にする商品が一番売れやすい[/voice]
初頭効果と親近効果で人を惹きつける!
この2つを簡単に説明すると
→人は初めに見たものの印象が強く残る
■ 親近効果
→人は最後に見たものの印象が強く残る
つまり、初めと終わりは記憶に残りやすいよ! っていうことです。
なので、
売場を作る際、エンドの左側(右側)に売れ筋を置け!という理屈です。
[voice icon=”https://massablog.net/wp-content/uploads/2019/09/9E514D19-47D7-4FF5-951D-F1B21EDD7274.jpeg” name=”はてな男爵” type=”r”]初めと終わりどちらも印象に残るなら、右も左もどちらでもいいんじゃないの?[/voice]たしかに、どちらでも効果はあります。
しかし、エンド作りでは初めが重要です。
なぜなら、
初めのインパクトがよければお客様を中通路に呼べるからです。
例えば
エンドを見て
「おっ、カレーじゃん!夕飯はカレーにしよう。ちょっとカレー粉見てくるか」
人間関係も、第一印象が大事とよく言われます。暗い人だなと思われた相手に「明るい人」というイメージを持たせるのは難しいですよね。
なので、売場作りも
最初が特に肝心→ 初めに目につくところに売れ筋を置け!
売れ筋は最初に見てもらいましょう!
陳列場所の優先順位
売れ筋はお客さんに最初に見せますが、他の商品は?
と疑問を持ったので、上司に聞きました。
私が上司から習った陳列場所の優先順位を紹介します。
1番目に売れる商品→左側
2番目に売れる商品→右側
3番目に売れる商品→真ん中
初頭効果と親近効果で売れ筋を端に置きますが、それ以外にも効果があります。
それは、
売れにくい商品を売れやすい商品で挟むことで目につきやすくすることです。
いい商品だ!と両端の商品を見ていると、自然と真ん中にも目線がいきます。
スーパーマーケットでの初仕事が売り場作りの理由
食品であれば、週1〜3回はチラシがでます。
チラシ商品はもちろん毎回変わるので、売り場変更をしなくてはいけません。
週3回も売り場を変える
改めて考えると、すごい作業量です。
家具屋さんでアルバイトしていた時は、季節毎であったり、月単位の売り場変更でした。
食品は売り場変更の作業が多いので、効率化・基本を抑えることは本当に大事です。
→抑えないと仕事がやり直しになる。
まぁ、いいかぐらいの気持ちでやると上司が認めてくれなかったり、売り上げが伸びなかったりします。
ですが、売り場を毎週のように変えることで、お客さんがリピートしても飽きない売り場を作れます。また商品の回転が早いので買い物が楽しい売り場になります。
もちろん売り上げも上がりやすい!
スーパーマーケット社員の仕事の基礎、
「売り場作り」はやりがいもあるので、どんどんやっていくことをお勧めします。