今回は「具体的」の考え方についてアウトプットしていきます。
具体的に答えよ、具体的に説明してください
こんな質問は中学、高校、大学と飽きるほど見る機会がありますよね。
(もしかしたら小学校も?)
しかし、実際に周りの具体的な目標や行動を聞くと、
大学生や新社会人の方が勘違いしていることがすごくすごく多かったです。
思わず、え?と疑いたくなるような、
具体的な目標や具体的な経験が紹介されていました。
大学生では特に、
就活生の方が「具体的」に書きなさい、「具体的」に説明しなさいと言われたときに的外れに答えると致命的です。
あなたはどうでしょうか?
今回は学生・新社会人の方に向けて、「具体的」とはなにか、また考え方についてアウトプットします。
point 「具体的」を勘違いしている人は割と多い
なぜ「具体的」な必要があるのか?
まず、そもそも「具体的」に説明する必要性についてアウトプットします。
【結論】正確に伝わるのは「具体的」だから
例えば、リンゴアレルギーの人が
「私、果物アレルギーなんだよね」と言ったら、
相手は「パインも、桃も、バナナも食べれないのか」と誤認してしまいます。
極端な例を出しましたが、
些細なことでも相手に正確に伝わらないと、人間関係では致命的です。
また会社や大学で正確に伝わらないがゆえに
あなたのことを過小評価されても困りますよね。
(もちろん過大評価されても困ります。)
社会でも仕事をしていく上ではもちろん
正確にホウ・レン・ソウすることが求められます。
【社会人】→具体的でないと致命的なミスに繋がります。
そもそも「具体的」を勘違いしている人は出世できません。
また、目標を立てても、なかなか行動にうつせないんだよな
という人も「具体的」を勘違いしている可能性があります。
具体的とはなにか、正しく理解しましょう!
point 正確に伝えるには「具体的」な必要がある。
「具体的」と「抽象的」の関係性、どうしたら「具体的」になるのか
ここでは、「どうしたら、具体的になるのか」についてアウトプットします。
まず「具体的」の対義語としては「抽象的」が挙げられます。
「具体的」⇔「抽象的」
では抽象的なものはどうしたら具体的になるのでしょうか?
それは、特徴を足していくことです。
例えば、先ほどの
「果物」だとパイン、バナナ、リンゴ、キウイ、マンゴー…等たくさんありますが、
「果物」に「丸い」という特徴を足すとどうでしょうか?
リンゴ、キウイなど果物の種類が制限されます。
これが具体的になるということです。
「果物」、「丸い」、「赤」、「旬は10月」、「中身が黄色」
これだけ特徴を出せば、リンゴとわかりやすいですね。
抽象的なものに特徴を足していけばいくほど、より具体的になります。
正直、そのものの特徴をどれくらい考えらるかは人それぞれです。
ですが、特徴が多ければ多いほど相手に正確に伝わります。
どこまで特徴を足せばいいの?と思う方もいますよね。
この質問の解答としては
「相手に正確に伝わるまで」です。
今回だと相手がリンゴだと正確にわかってくれればいいので
「赤い」「果物」だけでわかるかもしれません。
または「赤い」「果物」「丸い」「旬は10月」「中身が黄色」
これより詳しく説明する必要があるかもしれません。
人それぞれ、ケースバイケースなので一概にここまでやれば大丈夫とは言えません。
今回はリンゴという簡単なお題でしたが
例えば、就職活動では「あなた」の特徴を
社会ではよりわかりずらいものを相手に正確に伝える必要があります。
point 「抽象的」なものに特徴を足すと「具体的」になる
「具体的」ができていない例を紹介、それって「抽象的」だよね
私が実際に経験した、それは「具体的」ではないじゃんという例です。
参考までにどうぞ
【お題】 グループワークの具体的な行動目標を設定して下さい。
よくあるお題だと思います。これに対する回答が
例① 積極的に行動する
例② チームワークを大切にする
例③ テキパキと素早く動く
例④ 相手の話をよく聞く
どれも共通点としては、考えが浅いです。
もっと深堀する必要があります。
直すとすれば、例えば
例① 積極的に行動する
→ 司会を名乗り出て、積極的に他のメンバーに話を振る。
例② チームワークを大切にする
→ メンバーの発言は最後まで聞き、途中で邪魔をしない。
例③ テキパキと素早く動く
→ 簡潔な言葉を選び、メモを素早くとる。
例④ 相手の話をよく聞く
→ 相手の話を聞くときは、相づちを1回以上し、メモを取る。
point 実は具体的ではないことが多い
具体的に答えるためのコツを紹介、曖昧なものはとことん深堀
ここでは、具体的に答えるためのやり方とコツを紹介します。
まず必ず、必要な要素として
「何をするか」が明確であること。
「何をするか」、What が抜けていたり、曖昧で抽象的です。
先ほどの例① 積極的に行動する これだと「行動」の部分が曖昧です。
行動だと、歩く、書く、話す…等、かなりの数あります。
これを1つにしぼりましょう
先ほど直したものだと、「他のメンバーに話を振る」です。
このように「What」の深堀は具体的な表現にするためには必須の条件です。
Whatを第3者が判断できるところまでやれば、大丈夫です。
より「具体的」な表現をするためのコツとしては、
- What (何を)
- Who (誰が)
- When (どのタイミングで)
- How (どのように)
これらの要素を上から順に足していくと具体的になります。
例えば、
発言する→私が→グループワークの一番最初に→ハキハキと
しかも「How」は何回でも足すことができます。
前を向いて、手振りを付けて、間を取って…などなど
もちろん、特徴が多ければ多いほど具体的な表現になります。
「Why」を足せば目的や意図になりますし、
「How many/much」なら量がわかります。
どんどん、特徴を足しましょう!
ちなみによくある具体的ではない表現では、
「How」を「What」だと勘違いしていることが多いです。
point 「What」何をするかを明確にしよう
【体験談】他の人が抽象的なことを言っていたら
具体的に答えないといけないのに、
他の人が「抽象的」なことを言っているどうしよう!
こんなケースは少なくありません。
グループディスカッションする場合は多いのではないでしょうか?
また、この話もうちょっと詳しく聞きたいなという場合もオススメです。
私の場合は「具体的な行動基準」を作れというお題だったんですが、
他の人が「積極的に行動する」はどう?と言ったときに
結論、質問しました。
- 何をするんですか?
- いつしますか?
- どのようにしますか?
あまり、攻め立てると相手も嫌な気持ちになるので気を付けてください(笑)
その話詳しく聞きたいな!という時も、質問することで自ずと話は深堀されます。
的確な質問は話の深堀にはもってこいです。
質問力を身につけることも重要視されますので、
どんな質問ができるかなと考えながら話を聞いてみることをオススメします。
point 具体的にしたいなら質問しよう!
まとめ、行動を変えることができるのは「具体的」な表現だけだ!
具体的な表現のつくり方はわかったけど、
これからどう生かそう?
そんなかたは明日(今日?)の目標設定をすることをオススメします。
特に目標設定では顕著ですが、抽象的な表現では行動に移せません。
なぜなら、
そもそも何をしていいのかわからないから
抽象的な目標はだれも評価できないから
何をしていいかが不明瞭で、どこまでやれば達成かわからない目標は
目標ではありません。
明日することがわかる目標を立て、それを達成できたら
- 具体的な表現
- 目標達成
2つのことができて、一石二鳥です。
日々の行動を変えたい
そんなかたは具体的な表現を覚え、目標設定に使うことをオススメします。
point 具体的な表現は行動を変える