読書をしていると「気疲れ」や「体の疲労感」など、疲れることに悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
読書も学校の勉強と同じように、自分に合っていない方法でやったり、間違った方法で読んだりすると疲れやすくなります。
- 読書をしていると疲れる…。疲れやすい原因は何?
- 読書を長時間続ける方法を知りたい!
- 疲れを感じにくい読書方法を知りたい!
この記事では、読書で疲れる原因を3つ紹介して、疲れにくい読書方法を5つ紹介します。
この記事を読み終えると、疲れにくい読書方法がわかり、楽に本を読むことができるようになりますよ!
読書が疲れる3つの原因!疲れやすい人がやりがちなこと
疲れる読書にありがちな原因を3つ紹介していきます。
- 休憩をとっていない
- 本のレベルが難しすぎる
- 本をくまなく読もうとしている
原因①休憩をとっていない
読書が疲れる原因1つ目は、長い間読書しているにもかかわらず、休憩をとっていないことです。
なぜなら、医学的に人の集中力は90分しか続かないと言われているからです。
神経医学を専門とする順天堂大学医学部教授の医師・小林弘幸氏は以下のように述べています。
医学的にも、生理学的にも、人間の集中力の持続時間は90分間が限界だと言われています。大学の講義が90分間で区切られているのは、そうした合理的な理由からです。にもかかわらず、休憩もとらずに仕事を続けていれば、当然、時間の経過とともにパフォーマンスはダダ下がりです。
人間の集中力は90分が限界 長時間労働でも疲れないための休憩術
なので、読書においても休憩を取らずに長時間続けると、集中できずに効率がガクッと下がり、疲れやすくなってしまいます。
例えば、中学校の授業でも「授業45分」と「休憩時間5〜10分」を1サイクルとして、長時間勉強できるよう工夫していますよね。
このように、学校の勉強と同じように、読書においても休憩をとらないと疲れやすくなり、効率も悪くなってしまいます。
原因②本のレベルが難しすぎる
読書で疲れる原因2つ目は、本のレベルが難しすぎることです。
内容が難しすぎると、頭を使いすぎたり、効率も悪かったりなど、気疲れしてしまいます。こうなると、読書に対するやる気もなくなってしまいがちです。
このように、自分に合わない本を読むことは気疲れの原因になるので、読書をするときは、本の選び方がとても重要になります。
原因③本をくまなく読もうとしている
読書が疲れる原因3つ目は、1回の読書でくまなく読みこむこと(精読)です。
1度に「くまなく読もう」とすると、完璧を目指すばかりに疲れてしまうことがあります。
「完璧にやろう!」「たくさんのことを覚えたい!」と読書している方も多いのではないでしょうか?それよりも、サラッと何度も読書をしたほうが知識は定着されるんです。
東京大学薬学部の池谷 裕二教授によると、脳科学的に最適な復習のスケジュールは、以下4回のタイミングだと言われています。
- 学習した翌日に1回目
- ①の1週間後に2回目
- ②の2週間後に3回目
- ③の1か月後に4回目
具体的には、学習した翌日に1回目、その1週間後に2回目、2回目の復習から2週間後に3回目、さらに3回目の復習から1か月後に4回目――このように少しずつ間隔をあけ、2か月かけて復習すればいいでしょう。
こうすれば記憶力は高まる!~脳の仕組みから考える学習法
このように、知識を定着させるには、何度も反復して読み込むことが不可欠です。読書においても1回ですべて覚えようと精読をすると、疲れる原因になると言えます。
読書で疲れないためのオススメ読書術5選
読書で疲れないための方法を5つ紹介します。先ほど紹介した「読書疲れ」の原因も解決できるような方法を厳選しました!
- 45分ごとに休憩を取る
- 要約を読んでから本を選ぶ
- スキミングで本を読む
- オーディオブックで読書する
- スマホで読むのをやめて、タブレットを使う
読書術①45分ごとに休憩をとる
疲れない読書の方法1つ目は、45分ごとに休憩をとることです。
というのも、人の集中力は90分しか持たないので、適度に休憩をとることが必要ですよね。
例えば、学校の授業と同じように、「45分読書」→「10分休憩」→「45分読書」とすることで、後半まで集中力が持ち、効率的に読書することができます。
その他にも、休憩方法としては以下のようなものがあります。
- 場所を変える
- ストレッチする
- 読む本を変える
カフェを利用してみたり、適度にストレッチをしたりなど気分をリフレッシュさせることで、集中力も回復し疲れにくい読書ができるようになります。
このように、45分ごとに休憩をとって読書をすることで、読書が疲れにくくなるだけではなく長時間読むこともできるようになりますよ!
読書術②要約を読んでから本を選ぶ
疲れにくい読書術2つ目は、要約を読んでから本を選ぶことです。というのも、要約を読むことで自分の興味やレベルにあった本を選べるようになり、疲れにくい読書をすることができるからです。
また要約を読めば、本の内容を予習できているので、理解が進みやすくなります。
「難しすぎて疲れる…」という人は、まず本の要約を読んで見ることをオススメします。
要約の読み方は、本の要約サービスである「Flier」をつかったり、Google検索で探してみたりなど、無料で読めるのでぜひ試してみてください。
読書術③スキミングで本を読む
疲れにくい読書術3つ目は、スキミングをすることです。
スキミングとは拾い読みのことで、メンタリストのDaigoさんが著書『知識を操る読書術』で紹介しています。
特に読書をするときに「全部読まなくちゃ」と考えてしまう方にはオススメの方法で、必要な情報だけを拾っていくことができる読書術です。
スキミングのやり方を簡単に説明すると、以下の通りです。
- 表紙を読む
- 目次を読む
- 興味ある内容を読む
このように、スキミングをすることで必要なところだけを読むことができるので読書を効率的にできます。
読書術④オーディオブックで読書する
疲れにくい読書術4つ目は、オーディオブックで読書をすることです。「活字を追うのが苦手」など読むこと自体が疲れると感じている方は、ぜひオーディオブックを使ってみましょう。
オーディオブックは「耳で聴く」読書と言われていて、文字を読む必要がありません。
オーディオブックはさまざまな企業がサービスを出していて、ながら読書ができるので大変便利です。
例えば、通勤時間に歩きながら読書ができたり、家の中で家事をしながら読書できたりします。
- Amazon audible
- audiobook.jp
- Flier
- kikubon
無料のお試し期間があるサービスもあるので、「文字を追うのが苦手」という方はぜひ試してみてください!
読書術⑤スマホで読むのをやめて、タブレットを使う
疲れにくい読書術5つ目は、スマホで読むのをやめて、タブレットを使うことです。
というのも、小さい文字を追っていると目が疲れやすいからです。
「目がショボショボして、読書をやめることが多い…」「目を細めて読んでしまう…」という方は、画面の大きいタブレットを使うことで、目の疲れを軽減することができます。
このように、目の疲れを感じやすい人はタブレットで読書することで、読書で疲れることも減りますよ。
疲れる読書の原因と対策(まとめ)!気疲れせずに読書しよう
この記事では、疲れる読書にありがちな理由を3つ紹介して、対策方法を5つ紹介しました。
簡単にまとめると、以下の通りです。
疲れる原因
- 休憩をとっていない
- 本のレベルが難しすぎる
- 本をくまなく読もうとしている
対策方法
- 45分ごとに休憩を取る
- 要約を読んでから本を選ぶ
- スキミングで本を読む
- オーディオブックで読書する
- スマホで読むのをやめて、タブレットを使う
読書が苦手でも実践しやすいものを厳選して紹介しました。疲れにくい読書をして、たくさんの本を読んでいきましょう!